2015年06月14日

フォーク居酒屋放浪記 1…フォーク居酒屋『旅のつづき』

執筆者:正村英樹

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いよいよ「フォーク居酒屋放浪記」放浪開始です。前回3枚組CD「フォーク酒場で唄わせて」でしっかり学習したので今回は街に繰り出しました。目的地はHIT STUDIO70’s フォーク居酒屋「旅のつづき」。JR御徒町駅より徒歩5分、松坂屋上野店の交差点筋向い、ビックエコーの地下1階にあります。ここはシンガーソングライターでもある国安修二氏がオーナー、弟の国安わたる氏がマスターを務めるけっこう大きな店構え。個室もあります。
今回は兄の修二氏にインタビューしました。


【Q】フォーク居酒屋を作ったきっかけは?
【A】10年ほど前、御茶ノ水の楽器屋に行ったらギター売場で中年のオヤジが楽しそうにギターかき鳴らしているのを見て、彼らのためにギターが弾けて、唄えて、飲める場所を作りたくなりました。実は店を作る前に都内の色々ないわゆるフォーク酒場を見て歩きました。個性的でアットホームな店が多かった。そこで、うちは「大衆的フォーク居酒屋」にしようと思い、席数を増やし、通路も広くしました。ホールは60名様までOK!(写真左上) 個室も作って仲間だけでも楽しめるようにもしました。


【Q】「旅のつづき」のポリシーって?
【A】うちは、フォーク以外ロックでもGSでも歌謡曲でも洋楽でも、演歌でもOK!みんなが楽しめるなら、そこにジャンルは問いません。一所懸命歌っているお客さんをいつもほほえましく見ています。うまい・へたは関係ないのです。ある時、壮年のおじさんが一人ふらっと入ってきて、順番が来てステージに立ったけど、何も喋らないし歌おうともしない。心配して見ていると、少しして、この週末に娘が結婚するのだと言った。そして「乾杯」を弾き語った。拍手の嵐・・・。やっといい店になったと思いました。常連さんも確かに多いけど、うちの場合は常連さんが逆に気を使って、初めてのお客さんや、たまにいらっしゃるお客さんを盛り上げようとする慣習があって、店内が一体となるのがウリかも知れません。


【Q】ギターは何を置いていますか? また人気のミュージシャンは?
【A】メインのステージには ■マーチンD18(ビンテージ)と、■ヤマハA1FMLTDを。個室には ■ギブソンJ45を2本置いています。基本的に弦は長くても1週間以内出張り替えています。その他にエレキギター、ベースギター、ドラム、キーボードも用意しておりますので自由に使って下さい。もちろん我々スタッフが演奏して、ボーカルのみの参加もOKです!楽譜もたくさん用意しています。(写真左下)
お客さんが弾き語る人気No1はダントツで吉田拓郎です。それ以外は・かぐや姫・風・井上陽水・中島みゆき・松山千春・チューリップといったところでしょうか。洋楽ではビートルズも多いです。


【Q】イベントありますか?
【A】6月27日(土)西方裕之・国安修二 フォークライブ
7月5日(日)旅MAGIC(マジックと音楽の衝撃コラボ)があります。詳しくはHPをご覧下さい。 


フォーク居酒屋 「旅のつづき」>

◆HIT STUDIO70’s フォーク居酒屋「旅のつづき」◆
住所:東京都台東区上野2-6-12 ビッグエコー地下1階
電話:03-5846-5111
アクセス:JR御徒町駅より徒歩5分、松坂屋上野店の交差点筋向い/地下鉄銀座線上野広小路駅A3出口すぐ
営業時間:18:00~24:00
定休日:日曜日(変更の場合あり)
ミュージックチャージ:2,160円(1人)
予算目安:4,000円~(1人)

<編集後記>
フォークシンガーのご兄弟お二人でやっているお店は、音楽に対する情熱が違います!マスターわたる氏の流暢なMCはとてもバランスよく、弾き語る気分にさせてくれます。終電ギリまでみんな帰らないのも納得。オーナーは回転率が悪い・・・と嬉し泣きしていました。我々「大人のMusic Walker」スタッフも取材後1時間ほど歌って来ましたが、店を後にしてもまだ、拓郎を口ずさんでいました。

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