2015年07月14日

フォーク居酒屋放浪記 2…大塚『ANOKORO』

執筆者:正村英樹

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山手線大塚駅・北口下車徒歩2分にその店はあります。しかし、その店にたどり着くまでには数多くの誘惑があります。それが大塚駅北口。歌舞伎町より強烈に昭和の雑多な匂いを感じたいなら大塚駅北口は新宿ゴールデン街にも赤羽一番街にも負けません。
そんないい感じの道を軽く流してちょっと曲がった角っこの地下に「フォーク居酒屋放浪記」2番目のお店『ANOKORO』はありました。

夕日が落ちたら・・・ANOKOROで懐かしい時を過ごしませんか? 
こんなお店の優しいキャッチにつられるように扉を開けると「あれっ?何か違うな?」と、?が二つ。もちろん開店前の取材だし、夕日はまだ落ちてないけれど、僕が知っている数々のフォーク酒場とは何かが違う。お店のレイアウト? 照明? BGM? 調度品? いや、そんなことじゃない何かが・・・。

お話を伺ったのは店長のペコちゃん。ペコさんやペコ氏、ましてやペコ様ではおかしいのでやはり初対面でも「ペコちゃん」って呼ばさせていただく。
「あの~、ペコちゃんに似ているからペコって言うんですか?」愚問と知りつつ訊いてしまう。「違います。苗字が藤谷(フジヤ)なんです!」。「はぁ」。この会話で少し打ち解けた気がした。

【Q】「ANOKORO」のポリシーって?
【A】みんなで楽しく・・・です。常連さんも初めての人も一緒に楽しくお酒が飲めて、好きな歌が唄えればそれが一番です。一人のお客様も多くて、カウンターで飲みながら、他のお客様の歌だけ聞いて帰っていく人もいます。一人何曲とか、順番はどうとか、何も決めてはいません。お客様同士でそれぞれ調整して問題もなく進行していきます。2010年7月にオープンして今年で5周年を迎えますが、毎日がそんな感じです。

【Q】ギターは何を置いていますか? また人気のミュージシャンは?
【A】ステージには7~8本のギターが常時置いてあって ■マーチンD28や、最近とてもいい音が出る ■テイラー114Cも人気ですが、実はうちのギターはほとんどお客様が持ち込んでそのまま置いてあるものなんです。掘り出し物を見つけたとか。バザーに出ていたとか。でもそういうギターって可愛がってあげると、とてもいい音が出るんですよ。
(ムムム) 
お客様がよく歌うミュージシャンは、これが少し変わっていて、吉田拓郎を歌う人が少ないんです。かぐや姫や長渕剛が人気で、マニアックなところでは山梨鐐平や、高田渡や、ブルース系はみなさんよく歌います。「ANOKORO」でしか聞けないオリジナルソングもあります。(ムムム)

【Q】料金システムは?
【A】ミュージックチャージ:1,500円+オーダー料金(飲食代)のみです。お得なお飲物3杯(指定有)+ミュージックチャージで2,800円のお疲れ様セット(20時まで)もあります。
詳しいことはホームページをご参照ください。
http://www.anokoro.jp/

◆anokoro bar 三番地下「ANOKORO」(あの頃)
夕日が落ちたら あの頃へどうぞ…
扉をあけるとそこは想い出の「あの頃」です。
〒170-0004 東京都豊島区北大塚2-7-5
ワイズ北大塚ビルB1 ショットバー三番倉庫・地下
TEL03-6903-5594www.anokoro.jp

 info@anokoro.jp

<編集後記>
お店に入った瞬間から、何か漂ういつものフォーク居酒屋とは異なる雰囲気と匂い。最後まで分からずに帰宅してテープ起こしをする。ペコちゃんの話しに優しさを感じる。彼女はお店に来るお客さんを我が子みたいに優しく包む。お母さんということに語弊があるならお姉さんでもいい。妹でもいい。身内なのだ。とにかく癒されるフォーク酒場なのである。吉田拓郎よりかぐや姫を歌いたくなる気持ちが分かる。また今度一人でゆっくり来ようと想う・・・。カウンターにはカゴに入った老眼鏡がたくさん置いてありました。
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