2016年01月23日
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2016年01月23日
前々回のフォーク居酒屋放浪記でご紹介した神田『昭和』の原田オーナーに紹介していただいた京浜東北線大森駅徒歩3分にある『ふぉ~く処cocoro』に行ってきました。とてもアットホームな雰囲気のお店でした。オーナー兼マスターは山口県出身の林誠司さん。通称「きき」さん。林さんだから・・・ですね。そんな56歳の店主のとても味わい深いお店です。
【Q】お店の紹介をお願いします。
1. 私はもともとご紹介していただいた神田の『昭和』で5年間スタッフとして働いていました。当然かもしれませんが、働いているうちに自分の店を持ちたくなり、都内で物件探しも始めました。1年ぐらいかかって、ここ大森に手頃な空き店舗があると聞き、大森と言えば私も遊んだ事のある老舗のフォーク酒場『風に吹かれて』がすぐ目の前にあったので、相談に行ったところ「大森は難しいよ」って言われたのです。でも、何故かこれを逃すと最終的に自分の店が持てないような気がして、大英断しました。それは6年前の話です。もうこの店も6年経ちました。
ギターが弾けない方も、私や、腕に覚えのあるお客様が伴奏しますので、まっ、これはどこのお店も同じ感じだと思いますが・・・。安心してお越しいただいております。
うちの特徴としては、路上ライブがあります。6月から12月にかけて、店を飛び出して、常連のお客さまたちと、だいたい月に1回街へ楽器を持って繰り出します。といっても、平和島の駅前商店街で許可を得て演奏するわけですが、多いときは10組ぐらいのグループが午前10時から夕方まで、演奏します。これがとても楽しい。CD売ったり、投げ銭してもらうことが目的では無く、自分たちの演奏を街ゆく人々に聴いてもらえるのが嬉しい。そして店へ戻って打ち上げでまた歌う・・・。この路上ライブに店主・お客様共はまっています。それ以外にも毎月第4土曜日には地元(カフェ・パーチェ前)でも路上ライブやっていますし、元旦は初日の出鑑賞ライブもやりました。
【Q】システムや楽器レンタルは?
1. チャージはお1人様1,500円(税別)です。追加料金はオーダーされた飲食代のみ、楽器使用料はかかりません。楽器はエレアコ×3台、ベース、アップライトピアノ、エレピ、ドラムセットを用意しております。エレアコは薄型のクルーズとやはりタカミネ、モーリスが人気ですね。
店内でよくプレイされるアーチストは、吉田拓郎、井上陽水、かぐや姫の順でしょうか。古井戸の熱狂的ファンもいて結構盛り上がっています。私自身は洋楽がまるっきしだめなので、洋楽を演りたいお客様には、お客さま同士で対応してもらっています(笑)。
お酒ではオリジナルラベルの芋・麦焼酎があります。3,500円でボトルキープできてお得です。
■ドリンクメニュー
生ビール(アサヒスーパードライ) \500
トリスハイボール \500
サワー各種 \500
サントリー角 \500
焼酎 芋/麦 \600
ジムビーム \600
日本酒/梅酒 \500
シーバスリーガル12年 \700
カクテル各種 \700
ソフトドリンク各種 \500
■ボトル
cocoro焼酎 芋/麦 \3,500
ワイン 赤/白 \3,000
ジムビーム \5,000
シーバスリーガル12年 \6,500
氷/水/お湯/ウーロン \500
◇ボトルキープ期限2ヶ月
■フードメニュー
枝豆 \500
フライドポテト \500
ピザ \500
グラタン \500
エイヒレ \500
ミックスピザ \500
お好み焼き \600
ソーセージ \700
乾き物各種 \500
焼きそば \800
チーズ&サラミ \700
パスタ \800
◆ふぉ~く処cocoro
東京都大田区大森北1-35-8 3階
TEL 03-3768-2323
営業時間 18時~24時/不定休
http://forkdokorococoro.jimdo.com/
≪編集後記≫
小1時間で取材を済ませ、マスターと雑談していると、OL風の女性が一人で入ってきました。女性一人で入れるフォーク酒場って、いいな!っとまず感じました。彼女は吉田拓郎の大ファンでマスターの歌うたくろうを時々聴きに来るそうです。筆者自身、フォーク酒場は「歌うところ」と頭から決めつけていたので、「聴くところ」・・・としてやって来るお客さまと、お店のそれを受け入れる雰囲気がすごく新鮮で、自分自身は少し恥ずかしくなりました。
オーナー兼マスターの林誠司さんから、帰りがけにCDを1枚いただきました。「遠きにありて 林せいじ」というアルバムでした。名前をひらがな表記にしているところに、拓郎エイジを感じました。アルバム1曲目は「自由が丘に眠らせて」というオリジナル(全曲オリジナルですが・・・)で何とも言えない節回しの優しい曲です。
路上ライブが飯よりも好きで、今でもオリジナル曲を作り続ける、そんな青春大キープのオーナーがやっている『ふぉ~く処cocoro』は楽しくないはずがありませんね。
お店の中に別のお店があったり、下のフロアからいつの間にかお手伝いスタッフが現れたり…。一度顔を出してみてください。最初で最後の「銀座」がそこにあります。出来れば常連客になりましょう!
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