2018年11月04日
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2018年11月04日
早いもので今年も残すところ2か月を切ってしまったけど、GSファンにとっては今や年末恒例のお楽しみイベントとなった『GSフェスティバル』(@大井町きゅりあんホール)が今年も開催される。往年の人気GSスターだけでなく、1980年代以降のGS再評価ムーヴメントの中で、とりわけ人気の高いカルト系GSのオリジナル・メンバーたちも数多く集結する究極のGSイベントだけに、今年も豪華な顔ぶれの出演が決まった。
主な出演者を挙げてみると、三原綱木(ブルー・コメッツ)、加橋かつみ(タイガース)、ミッキー吉野(ゴールデン・カップス)、小松久(ヴィレッジ・シンガーズ)、加藤充(スパイダース)、沖津久幸(ジャガーズ)、越川ヒロシ(カーナビーツ)、瀬川洋(ダイナマイツ)、成田賢(ビーバーズ)、北久保誠(ガリバーズ)、和田ジョージ(フラワーズ)、湯村寿昭(ブルーインパルス)、橘洋介(ボルテイジ)、クリス・ソラーノ(スーナーズ)、高宮雄次(ラヴ)…etc。さらにナビゲーター(司会)を務めるのは本イベントのプロデューサーでもある大野良治(アウト・キャスト)といった具合に、全員、現在も音楽活動を続けている“GS現役組”である。
そんなGS・OBたちの祭典を記念して、今回は出演者有志たち各々が、かつて所属したグループの代表曲をセルフ・カヴァーしたオムニバスCDも制作され、10月31日に先行発売 (収録曲と参加メンバーは写真参照)。どのトラックもアレンジ、ミックス等に創意工夫が成され、そこにキャリアの重みも加わったことで、お馴染みのGS名曲が原曲の持ち味を損うことなく、現代的な質感を加味したサウンドでリニューアルされている。アルバム・タイトルは「Get Back GS」だが、決して懐古趣味だけではなく、2018年仕様にアップデートされたGSサウンドを楽しめると言うわけだ。
中でも本CD最大の目玉であり、全GSファン要注目なのが、CDの最終トラックに収録されたアストロジェットの「浜辺へ行こう」だろう。このグループ名や曲名を聞いても「?」と首を傾げるGSファンは多いと思うが、それも当然。アストロジェットは、当時ラジオのGS人気投票番組で第65位にランクされ、テイチクからのレコード・デビューが決定しながらも、それを実現できないままに解散してしまった幻のグループなのだ。
「浜辺へ行こう」は、アストロジェットのオリジナル曲で、彼らが韓国で公演したことがきっかけとなり、現地の「キーボーイズ」というバンドが69年にカヴァー・レコード化。韓国内で大ヒットとなり、現在60歳代以上の韓国人でこの曲を知らない人はいないと言われるぐらいの超有名曲として親しまれている曰く付きの作品である。
今回、この幻の作品がアストロジェットのギタリスト大口優治によって初めて日本語オリジナル・ヴァージョンがレコーディング。もちろん初の音盤化でもあり、GSファンにとってひとつの“事件”と言っても良いだろう。『GSフェスティバル2018』にも大口優治が出演。この「浜辺へ行こう」を披露してくれるそうなので、ぜひお見逃しなく!
『GSフェスティバル2018』
日時:2018年12月14日(金) 開場17:00 開演17:45
場所:大井町きゅりあん小ホール (「大井町駅」徒歩1分)
料金:¥6,500(税込) 全席指定
■ローソン・チケット TEL:0570-084-003
主催:GSフェス実行委員会2018
プロデューサー:大野良治
お問い合わせ:オクテット・レコード TEL044-571-0041(平日11:00~18:00)
『Get Back GS~復活グループ・サウンズ2018』
●CD:YZOC-5039 ●¥2,500(税込)●発売元:OCTET RECORDS●販売元:クラウン徳間ミュージック
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