2015年07月24日
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2015年07月24日
本日、7月24日は河合奈保子の誕生日である。
愛くるしい笑顔でファンを魅了した歌手、河合奈保子が結婚を期に芸能活動を休止してから、もう20年近くになる。現在オーストラリアに暮らす彼女は、その間に楽曲提供をしたり、2013年には愛娘のkahoがデビューして話題になったりもしたが、本人がマスコミに顔を出す機会は今のところまだ訪れていない。
1980年デビューなので、今年は35周年の節目の年。同期は松田聖子、田原俊彦をはじめ、岩崎良美、甲斐智枝美、浜田朱里、三原順子、そして同郷(大阪)ということもあり“ナオナオ”“ヨシヨシ”と呼び合う仲良しの間柄だったという柏原よしえ(現・柏原芳恵)と、アイドル新時代の到来を感じさせる布陣であった。ちょうどこの年の秋、山口百恵が引退して静かにマイクを置いたことは、世代交代の象徴といえる。芸能雑誌「月刊 明星」では、新人の中でも人気が抜きんでていた松田聖子・三原順子・河合奈保子を新たな3人娘として紹介した。それぞれの名からとった“聖順奈トリオ”(=清純なトリオ)として展開するも、三原が正統派アイドルとはちょっと異なる路線だったため、いつの間にか三原の代わりに柏原よしえを加えてのトリオとなった。が、それとても長くは続かなかったのは、類い稀なるアーティスト性を兼ね備えた松田聖子が独走態勢に入ってしまったからであろう。そんな中で河合奈保子は誰からも愛されるキャラクターで、王道アイドルのポジションを保ちつつ人気を持続させた。
所属事務所(芸映)の先輩となる西城秀樹の弟・妹募集のオーディションで優勝したことがきっかけで、1980年6月1日に日本コロムビアから出した最初のシングルは「大きな森の小さなお家」。西城の曲を数多く手がけていた馬飼野康二の作曲による爽やかなナンバーであった。デビュー時のキャッチフレーズは“ほほえみさわやかカナリー・ガール”という彼女にピッタリのもの。常に笑顔を絶やさず、司会者やインタビュアーの質問には、相手を真っ直ぐ見据えてよどみないトーンで「ハイッ!」と答える。純粋無垢な性格が如実に表れる瞬間。当時のアイドルであれば珍しくない光景であるが、彼女の場合は本当に裏表のない性格の良さが滲み出ていた。今の言葉で言えば天然ということになるのかもしれない。もちろん決して悪い意味ではなく。そんな彼女の天真爛漫さをギャグに転化した4コマ漫画「あしたのナオコちゃん」(中西 裕)を憶えておられる方も多いだろう。アイドルコミックの先駆け的な作品で、他のアイドルも多数登場して人気があったのだ。
ベビーフェイスとはギャップのある、健康的かつボリューミーなボディを持ち、雑誌のグラビアで惜しげなく水着姿を披露していたのも好感が持てた。当時のトップ・アイドルで豊かなバストの持ち主は榊原郁恵のほかにはあまり見当らず、思春期の男子を魅了するには余りあるものであったと察せられる。彼女はそれだけでなく、天性の明るさや潤いのある声も持ち合わせていたから、アイドルとしての資質は秀でていた。今になってその評価がさらに高まっているのは、当時の写真集やグラビア掲載誌が今でも需要が絶えず、高値で取引されていることからも明らかである。各新人賞の受賞対象となったセカンド・シングル「ヤング・ボーイ」や、NHK紅白歌合戦に初出場した際に歌われた「スマイル・フォー・ミー」、82年の夏曲「夏のヒロイン」など、アイドルらしい勢いのあるナンバーでヒットを連ねた後、竹内まりや作の「けんかをやめて」が最初の転機になったとおぼしい。「エスカレーション」など筒美京平のキャッチーなメロディを交えながら、来生えつこ・たかお姉弟や、尾崎亜美、八神純子ら、シンガーソングライター系の楽曲提供で少しずつ大人っぽい曲にも挑戦していったことで、後の「ハーフムーン・セレナーデ」に始まる自作曲群へと繋がってゆく。80年代後半になると完全にアイドルからアーティストへと進化を遂げていき、他人への楽曲提供も。90年代には多くのサスペンスドラマや時代劇などで女優としても活躍を見せた。
2012年にはかつてビデオテープで発売されていたコンサートの模様を収めた映像ソフトが複数DVD化され、見事なステージングが再び見られる環境が整った。どうしてもルックスに偏りがちな評価だが、優れた歌唱力やライヴ・パフォーマンスも再び見直される機会が得られたことは、ファンならずとも嬉しいところ。80年代アイドルの先陣を切ったスター・河合奈保子は女神的なオーラを放ち、写真や映像、そして往時の歌声も未だに輝きを失わない。8月26日には35周年記念CDのリリースも予定されている。
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