2016年02月04日
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2016年02月04日
本日2月4日は小泉今日子の誕生日。
アイドル団塊の世代「花の82年組」が相次いで50歳代に突入する中、ついに真打ち登場。しかも1966年の早生まれで“丙午”というおまけ付きである。現在では80年代アイドルの象徴的な存在として語られることも多い彼女だが、デビュー当時の印象はむしろある種70年代の残像を感じさせるものであった。髪型こそ松田聖子風であったけれどイメージとしては事務所とレコード会社の先輩にあたる石野真子のライン、そもそも「スター誕生」のオーディションではその石野のナンバーを取り上げていたくらいである。
そんな彼女のデビュー曲となったのが1977年度新人の森まどか「ねぇねぇねぇ」を改題カヴァーした「私の16才」。アレンジがアップデートされてはいるものの、それも竹の子族が好みそうなユーロ・ディスコ調の4つ打ちサウンドである。第2弾の「素敵なのラブリー・ボーイ」も林寛子のカヴァー、続く2曲はオリジナルだったがやはり哀愁ディスコ路線は継続された。これには先行した80年組の“新世代感”に対抗する戦略的な意味合いもあったのだろう。
ブレイク作となった第5弾の「まっ赤な女の子」にしても、テクノポップ調ながらシンセ類はほぼ手弾きで録音されたという。曲調の直接的なヒントはトニー・ベイジルの「ミッキー」と思われるが、前後した筒美京平による“チアガールもの”(例えば三井比佐子「月曜日はシックシック」や本田美奈子「好きと言いなさい」とか)と比較しても敢えていなたさを強調している印象は否めない。次の「半分少女」も最新型デジタルシンセの音色こそ新鮮だが、作詞に盟友の橋本淳を迎えてどこか麻丘めぐみを思わせるレトロ歌謡であった。
この後もキョンキョンは自身をキャラクター化したようなタイトルと内容を持つ路線を展開していくが、筒美と馬飼野康二が中心となって手掛けた楽曲は華やかさを増しつつも、やはりアース・ウィンド&ファイアやサンタ・エスメラルダといた70年代終盤のディスコ・サウンドのエッセンスを取り込んでいた。その一方でコイズミは髪型やファッションなどで自己主張を強めていくのだが、そうした方向性を見事に統合してみせたのが初めてシングルA面の作詞に秋元康を起用した「なんてったってアイドル」であることは言うまでもないだろう。
さて小泉今日子は神奈川県厚木市の出身ということでも知られているが、80年代に隆盛を極めたルート16・カルチャーの担い手たちにとっても、彼女はミューズ的な存在感を放っていたのである。とんがっているように見えても本質では保守的なロードサイド風土はその後の30年間に日本全国を席巻していくわけだから、今日もなお彼女のカリスマ性が全く陰りを見せないのも充分に頷けるところである。
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