2017年12月09日

[recommend] “GS現役組の祭典” GSフェスティバル2017開催!

執筆者:中村俊夫

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2017年も残すところ20日余り。残念ながら今年も著名なミュージシャンの訃報が相次いたが、その一方で、喜寿を越えてもますます元気にマイペースなライヴ活動を続けているミュージシャンもたくさん存在する。60年代GSブーム期に活躍した元GSメンバーたちもその代表格と言えるだろう。そんな今だ現役で活動中のGS・OBたちが一堂に会するライヴ・イベントとして話題を呼んだのが、昨年開催された『GSフェスティバル』。この“GS現役組の祭典”とも言うべき注目のイベントが、好評につき今年も開催されることになった。


前回同様に誰もが知ってるA級GS出身者から、マニア好みのカルトGS出身者まで幅広い顔ぶれが集まっての一大イベントで、ざっと出演者を挙げてみると、

三原綱木(ブルー・コメッツ)、加橋かつみ(タイガース)、加藤充 (スパイダース)、沖津久幸 (ジャガーズ)、越川ヒロシ(カーナビーツ)、エディ藩(ゴールデン・カップス)、サミー鈴木(シャープ・ホークス)、トメ北川(ハプニングス・フォー)、成田賢(ビーバーズ)、湯村寿昭(ブルーインパルス)、北久保誠(ガリバーズ)、和田ジョージ(フラワーズ)、橘洋介(ボルテージ)…etc。コアなGSファンにはたまらないラインアップだろう。もちろん本イベントのプロデューサーでもある元アウト・キャストの大野良治もセッションで演奏に参加するというから楽しみだ。


さらに今回は、司会を担当する近田春夫(key)が、盟友である恒田義見(ds)、高木英一(b)と共に伝説のハルヲフォンを再結成して参戦。70年代からいち早くGS再評価を実践してきた元祖GSトリビュート・バンドとも言えるハルヲフォンと、御本家GSたちとの競演は一見の価値ありだ。GSファン…とりわけ後追い世代のファンたちにぜひ体験していただきたい歴史的イベントである。


『GSフェスティバル2017』

日時:2017年12月18日(月) 開場17:30 開演18:00 終演予定20:45

場所:きゅりあん大ホール (「大井町駅」徒歩1分)

料金:¥6,000(税込) 全席指定

主催:GSフェス実行委員会2017

お問い合わせ:オクテットレコード 044-571-0041(平日11:00~18:00)


≪著者略歴≫

中村俊夫(なかむら・としお):1954年東京都生まれ。音楽企画制作者/音楽著述家。駒澤大学経営学部卒。音楽雑誌編集者、レコード・ディレクターを経て、90年代からGS、日本ロック、昭和歌謡等のCD復刻制作監修を多数手がける。共著に『みんなGSが好きだった』(主婦と生活社)、『ミカのチャンス・ミーティング』(宝島社)、『日本ロック大系』(白夜書房)、『歌謡曲だよ、人生は』(シンコー・ミュージック)など。

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