2017年06月25日

[recommend]デビュー50周年。七夕の宵に沖津久幸が語るザ・ジャガーズ50年目の真実!

執筆者:中村俊夫

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

今から50年前の1967年。前年にレコード・デビューしたブルー・コメッツ、ザ・ワイルド・ワンズ、ザ・サベージ、「夕陽が泣いている」のヒットでブレイクしたザ・スパイダースに続いて、ザ・タイガースが2月に「僕のマリー」でデビュー。前出のどのバンドよりも年齢的に若く新鮮な魅力に溢れていた彼らは、瞬く間にティーンエイジャーの女の子たちの心を掴み、やがて先輩グループたちを凌駕するほどの超人気バンドに急成長を遂げていった。


そんなタイガースの成功に刺激され、日本各地のジャズ喫茶やディスコで活動していたバンドが続々とレコード・デビューを飾り、芸能メディアから「グループ・サウンズ」「GS」と名付けられたビート・グループたちが日本中を席巻していく。空前のGSブームの幕開けである。


エレキ・バンド「宮ユキオとプレイ・ファイブ」を前身とし、67年6月に「君に会いたい」でデビューしたザ・ジャガーズも、GSブームを象徴する人気バンドのひとつで、メンバーはリーダーの宮ユキオ(ds)、岡本信(vo)、沖津久幸(g)、宮崎こういち(g)、森田巴木夫(b)、佐藤安治(org)の6人。岡本の端正なルックスと甘いムード、バンド全体に漂う黒っぽいフィーリングで人気を呼び、続く「ダンシング・ロンリー・ナイト」、「マドモアゼル・ブルース」もヒットした。


松竹で主演映画も製作されるなど順調な活動を展開していたが、宮ユキオが他のメンバーたちとの確執から脱退(2013年死去)。 2013年死去)。残ったメンバーたちは後任ドラマーに浜野たけしを迎え、「キサナドゥーの伝説」「星空のニ人」をヒットさせた。ブーム衰退の69年からは、他のGS同様に低迷期に陥り、メンバーも次々に脱退。71年夏に活動停止となってしまった。80年代以降、何度かオリジナル・メンバーによる再結成を繰り返していたが、現在はメンバーの半数(宮、岡本、宮崎)が故人となっている。


そのジャガーズのリード・ギタリストとして活躍。デビュー50周年を迎える現在も自分のバンドを率いて活動中の沖津久幸さんをゲストにお招きしたトーク・イベントが、7月7日に東京・新橋のライヴハウス「ZZ」で開催される。MCは不肖ワタクシと元・東京おとぼけキャッツのリーダーで新橋ZZの店主でもあるダディ竹千代。宮ユキオとプレイファイヴ~ジャガーズ時代の興味深いエピソードの数々から、ここでしか聴けない仰天マル秘話まで、七夕の宵をGS夜話でお楽しみ下さい。


『ダディ竹千代と中村俊夫の日本ロック昔ばなし⑬ 』

~ザ・ジャガーズ50年目の真実~

出演:ダディ竹千代、中村俊夫

ゲスト:沖津久幸(元ザ・ジャガーズ)

日時:2017年7月7日(金) 18:30(OPEN)/19:30(START)

料金:¥2,100(予約)/¥2,600(当日) ※別途ドリンク代

場所:新橋ZZ 

東京都港区新橋4-31-6 B1

※電話予約受付中:03-3433-7120(17:00~23:00)


≪著者略歴≫

中村俊夫(なかむら・としお):1954年東京都生まれ。音楽企画制作者/音楽著述家。駒澤大学経営学部卒。音楽雑誌編集者、レコード・ディレクターを経て、90年代からGS、日本ロック、昭和歌謡等のCD復刻制作監修を多数手がける。共著に『みんなGSが好きだった』(主婦と生活社)、『ミカのチャンス・ミーティング』(宝島社)、『日本ロック大系』(白夜書房)、『歌謡曲だよ、人生は』(シンコー・ミュージック)など。

ザ・ジャガーズ・ファースト・アルバム(紙ジャケット仕様) Limited Edition ザ・ジャガーズ

ザ・ジャガーズ・セカンド・アルバム(紙ジャケット仕様) Limited Edition ザ・ジャガーズ

ザ・ジャガーズ/スーパーベスト ザ・ジャガーズ

  • コロムビア・ガールズ伝説
  • ダイナマイトポップス
  • 読者の投稿コラム大募集!

関連記事

  • ツイート

Pagetop ↑

コラム一覧

一覧

音楽ジャンル

カテゴリー

執筆者一覧

一覧

SNS