2016年02月12日
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2016年02月12日
本日2月12日は、岡田奈々57回目の生誕記念日。Music Calendar世代にしてみれば、岡田奈々といえばAKB48の人…と言えば確実に「えっ?」という反応が返ってくるはず。そう、70年代はトップアイドルとして、80年代以降は姉御肌としていい味出してる女優へと脱皮した、あの岡田奈々さんの方です。そんなわけでまたまた筆者の当番です。ついつい、ですます口調になってしまいますね。彼女について語る時は。
歌手デビューは、1975年5月25日発売された「ひとりごと」。そのきっかけを作ったのは、「スター誕生!」の華々しさの影で、地味に短期間運営されていたオーディション番組の一つ「決定版あなたをスターに!」。筆者にとっていまいち記憶に残っていないのは、日曜夕方という放映時刻のせいか。しかし、事務所の後輩にあたる大場久美子も、実はこの番組から巣立っていったのである。
後にその大場久美子を始め、松本伊代、本田美奈子など、癖の強いアイドルを多数送り出したボンド企画にとって、記念すべき第1号スターと言えるのがこの人。蛇足だが、剛力彩芽に強烈にボンド臭を感じてしまうのは筆者だけでないだろう。所属レーベルは、既に木之内みどり、荒川務をデビューさせ、フレッシュアイドル製造所として頭角を現していたNAV。いわば既製の歌謡路線と一線を画すライン上に乗せられ、新鮮なスタートを切ったのである。
そのくせして初期の彼女には、「グリコアーモンドチョコレート」のCMに出ていたせいだろうか、どうしても「ミニ百恵」的なイメージを感じてしまう。デビュー曲「ひとりごと」が実は百恵のデビュー曲「としごろ」をわずかに上回る売り上げ記録を残していたとは意外だが、その後に続いたシングルは決め手を欠く印象。「スタ誕」出身組が派手にプロモーション攻勢をかける中、勢いに乗れなかったのは仕方ない。作詞に松本隆を起用しての純愛路線は、彼女のまっすぐなイメージにぴったりだったのだが。
そこから一歩突き抜けたのが、4枚目のシングル「青春の坂道」。76年の楽曲とは思えないアナクロな青春ポップスは、大人の恋の味を知るには若すぎる純な男の子達にアピールし、彼女のレコード中唯一の10万枚を突破するヒットとなった。この後、初めて松本隆を離れての8枚目「そよ風と私」まで、連続して中ヒットを記録。しかし、その曲のヒット中起こってしまった不幸な事件が、彼女のアイドル活動に大きな傷跡を残す。スターって大変なんだな、と、当時子供心に思った。ジョン・レノン射殺の3年前の話である。
結局NAVでは計15枚のシングルをリリースした彼女であるが、活動後期にはマニア心に訴えるレコードを幾つか残している。圧巻は12枚目の「だめですか」。フランスを拠点として活動していた英国人アレンジャー、ジョン・フィディ(レコード・クレジットのJohn Fibbyは恐らく間違いであろう)を迎えての英国録音を敢行(奇しくも大場久美子の英国録音アルバム『カレンダー』にやや先駆けている)。当時としてはかなり大胆な無国籍感溢れる音作りに仕上がっている。ロックバンドを題材とした大映ドラマ「ポニーテールはふり向かない」に出演していた86年には、ブレイク寸前だった小比類巻かほるのセカンドアルバム収録曲を本人に先駆けて取り上げた、同ドラマの挿入歌「It's For You」で6年振りに歌手活動に復帰している。これ以降は女優に専念している彼女だが、生涯純潔のイメージを保ちながら、元祖としての意地で末長い活躍をしてほしいと願います。
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